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CURRICULUM カリキュラム・研究

教員紹介

瀬岡 直

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氏名 瀬岡 直(Nao Seoka)
所属 国際学部 国際学科 グローバル専攻
職名 講師
専門 国際法
自己紹介

大学2回生の時に、サマープログラムでアメリカの大学に短期留学し、国際関係に興味を持ちました。そして、3回生の時に参加した国際法ゼミの先生のお話から、国際法を学ぶ意義と重要性を痛感、その面白さと奥深さに触れるにいたりました。この先生との出会いが、国際法学の勉強に邁進するきっかけとなりました。
その後、研究者の道を歩む中で、ニューヨーク大学のロースクールに留学する機会も得ました。世界中から様々な学生が集うキャンパスで、ダイナミックな講義や活発な意見が飛び交うゼミを受講した貴重な経験は、およそ10年経った今でも、鮮明に脳裏に焼き付いており、国際法の研究を一歩ずつ進めていくうえでの拠り所になっています。
私の現在の研究テーマは、国際連合の安全保障理事会における常任理事国がいかなる場合に拒否権の行使・威嚇を控えるべきか、ということです。第2次世界大戦中に成立した国際連合が、グローバル化した21世紀の国際社会においてどのような役割を果たしうるか、を模索していきたいと思っています。
研究の合間には、散歩やスポーツを楽しんでいます。とくに小学校から高校までサッカーに没頭していたこともあって、趣味は、サッカー観戦。好きなチームはガンバ大阪。また、大学時代から桂米朝と桂吉朝の落語をよく聴いています。好きな演目は『かぜうどん』『世帯念仏』『軒づけ』。

学生へのメッセージ

グローバル化が進展する社会での活躍を目指して1年間の単身早期留学に果敢にチャレンジする皆さんは、一人一人が留学の目標をしっかりと持っていることと思います。英語での高いコミュニケーション能力や表現力を身につけたいと思っている人もいるでしょう。多様な文化や価値観に触れることによって自分なりの視点を確立するという高い志を持っている人もいることでしょう。国際法の一研究者としては、それらに加えて、国際社会で生起する矛盾に満ちた様々な問題を多面的かつ歴史的に読み解く力を身につけてもらいたいと思います。
留学中は、色々なことに好奇心を持ち、是非、自分の好きなこと、やりたいことを見つけて下さい。そして、帰国後は、仲間と切磋琢磨しながら、一歩ずつ自分の目標の実現に向かって邁進して下さい。

主要科目

国際法入門

国際機関とその役割

国際人権問題

国際紛争史

ゼミ紹介

ゼミでは、尖閣諸島問題、捕鯨紛争、地球温暖化問題など、近年注目を集めている国際問題を国際法の観点から具体的に勉強します。また、国際連合の役割についても、常任理事国の拒否権、核不拡散問題、安保理改革などの具体的なテーマに沿って議論していきます。こうしたテーマに関するディスカッションやプレゼンテーションを通じて、自分の意見を筋道立てて分かりやすく述べる力を養うことも、このゼミの重要な目標のひとつです。

経歴

2016年4月 - 現在
近畿大学 国際学部 国際学科 特任講師

2014年4月 - 現在
同志社大学 法学部 嘱託講師

2014年4月 - 2016年3月
大阪大学大学院国際公共政策研究科 日本学術振興会特別研究員PD

2009年10月 - 2016年3月
大阪府立大学 経済学部 非常勤講師

2011年4月 - 2014年3月
同志社大学 法学部 任期付助教

2009年10月 - 2011年3月
奈良県立大学 地域創造学部 非常勤講師

2009年10月 - 2011年3月
同志社大学 法学部 嘱託講師

2006年4月 - 2008年3月
同志社大学 法学部 嘱託講師

学歴

2008年8月 - 2009年5月
New York University School Law LL.M. (International Legal Studies) [Fulbright scholar]

2002年4月 - 2006年3月
同志社大学大学院 法学研究科 公法学専攻 博士後期課程

2000年4月 - 2002年3月
同志社大学大学院 法学研究科 公法学専攻 博士前期課程

1996年4月 - 2000年3月
同志社大学 法学部 法律学科

委員歴

2016年10月 - 現在
日本国際連合学会 編集委員

主な業績
論文

文民保護と体制転換の緊張関係-国連コートジボワール活動(UNOCI)を素材として-

瀬岡直 Journal of International Studies  1  67-97  2016年11月 

国連システム学術評議会(ACUNS)2015年度年次研究大会に参加して

瀬岡直(共著) 日本国際連合学会編『国連:戦後70年の歩み、課題、展望』(国連研究第17号)  2016年6月 

国際連合における拒否権の意義と限界 -シリア紛争における中露の拒否権行使に対する批判的検討-

瀬岡直 日本国際連合学会編『ジェンダーと国連』(国連研究第16号)  2015年6月  [査読有り]

国際の平和及び安全の維持に関する拒否権の行使・威嚇に対する批判的検討-スエズ危機における英仏の拒否権行使に対する国連加盟国の対応を素材として-

瀬岡直 同志社法学  63  (4)  1-49  2011年11月 

国連集団安全保障体制における拒否権の意義と限界ー「平和のための結集」決議の起草過程を素材としてー

同志社法学  第340号  119-152  2010年3月 

(書評)Fred Gr?nfeld and Anke Huijboom, The Failure to Prevent Genocide in Rwanda: The Role of Bystanders, xxix+299pp(Transnational Publishers, 2007)

Asian Yearbook of International Law  第13巻  317-318  2009年4月 

国連集団安全保障体制における拒否権の意義と限界−サンフランシスコ会議を素材として−

同志社法学  (第320号)  47-129  2007年5月 

国連集団安全保障体制における拒否権の意義と限界−ヤルタ会談を素材として−

同志社法学  (第315号)  95-136  2006年7月 

国連集団安全保障体制における拒否権の意義と限界−ダンバートン・オークス会議を素材として−

同志社法学  (第314号)  521-567  2006年6月 

国連集団安全保障体制における秩序と正義の相克−NATOのコソボ空爆を素材として−

同志社法学  (第306号)  203-313  2005年5月 

(書評)T. M. Franck, Recourse to Force: State Action against Threats and Armed Attacks (Cambridge University Press, 2002, xii+205pp.)

瀬岡直 国際法外交雑誌  102巻  (2号)  238頁-242頁  2004年8月  [査読有り]

戦争法における自然環境の保護−環境変更禁止条約及び第1追加議定書とその後の展開−

同志社法学  (第292号)  186-248  2003年5月 

書籍等出版物
講演・口頭発表等

The Gradual Normative Shift from "Veto as a Right" to "Veto as a Responsibility" : The Suez Crisis, the Syrian Conflict, and UN reform

"Taming Power in Times of Globalization: What Role for Human Rights?", the Irish Centre for Human Rights, National University of Ireland, Galway  2015年11月 

The Implications and Limitations of the Veto Power in the United Nations: A Critical Analysis of the Use of Veto by China and Russia in the Case of Syria

Academic Council on the United Nations System, the 2015 Annual Meeting, in The Hague, Netherlands  2015年6月 

国際連合における拒否権の意義と限界-拒否権制限の「指針」作成への試み-

日本国際連合学会第16回研究大会(於:北九州市立大学)  2014年6月 

国際連合における拒否権制度-国際法学は拒否権の「政治性」に対していかに向き合うべきか?-

世界法若手研究会(於:東北大学)  2014年5月 

国際連合における拒否権の意義と限界-『あるべき法』としての拒否権制度の構築を探る視点から-

国際法学会2013年度研究大会(於:静岡県コンベンションアーツセンター)  2013年10月