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CURRICULUM カリキュラム・研究

教員紹介

桑名 恵

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氏名 桑名 恵(Megumi Kuwana)
所属 国際学部 国際学科 グローバル専攻
職名 准教授
専門 国際協力
自己紹介

大学時代は、バックパックで、欧米、アジア、アフリカなど、沢山の旅行をしました。その場所に行かないと出会えない気づき、多様性あふれる豊かな価値観を知り、優等生とは程遠い、期待される「型」にはまれないことに思い悩んでいた自分を解き放つことができました。
大学卒業後は、イギリスでの大学院留学を経て、NGOスタッフとして、コンゴ民主共和国、イラク、東ティモール、アフガニスタン、南スーダン、スリランカ、ミャンマーなどで紛争や自然災害に関わる人道支援や平和構築の現場で仕事をしました。社会の仕組みが機能しない過酷な状況で、一人一人の市民が声を上げ、国内外の人たちが助け合い、新しい希望ある社会を作っていける可能性を目の当たりにしました。「型」を取り払うことで生まれるものを知りました。
災害や紛争など危機を通じて浮き彫りにされる問題は、グローバル化の中で日本が直面する課題と、つながるものが多くあるように思います。今は、アジア・アフリカの社会開発のみならず、日本国内の災害や地域活性の現場を交差させながら、特に市民の力がもたらしうる社会へのインパクトを追っています。

学生へのメッセージ

ネット革命によって言葉で表せる「知識」は急速に価値を失っていく時代になりました。今後は、経験を通じて獲得される言葉で表せない「知性」-見えないものをみて、聞こえないことを聞き、そこに潜む本質や真実や価値をつかみ取ること-がますます大切になるように思います。
学生時代に、国内外問わず、コンフォートゾーンから、気になる現場に飛び込んでみてください。「こうあるべき」という枠にはまらず、自分の気持ちに素直に、個性を大切にして、社会を感じてみてください。転換期にある日本やグローバル社会の中で、皆さんが心に留めた多様な気づきは、希望ある社会づくりへの手がかりになると思います。

主要科目

グローバル・イシュー入門

平和学

中近東とアフリカの文化と歴史

中近東とアフリカの現代社会事情

ゼミ紹介

災害、貧困、食糧危機、紛争など、グローバルな社会的課題が深刻となる中、国家を超えた公共を考慮した社会変革が必要とされています。社会の諸問題への社会変革を促せるのは、国家や国際機関だけではなく、NGO/NPOの役割や、市民社会による働きかけがますます重要になっています。このゼミでは、国際協力、平和構築にかかわるケーススタディのみならず、日本国内の災害復興、地域活性化など様々な社会課題を取り上げ、可能な限り国内外の現場に足を運びながら、理論や事例を検証し、グローバル社会で起こっている出来事を自分と繋がる問題として捉える想像力を育みながら、グローバル市民として行動する思考を深めていきたいと思います。

経歴

2016年3月 - 現在
近畿大学 国際学部 准教授

2013年4月 - 2016年3月
立命館大学 共通教育推進機構 准教授

2010年9月 - 2013年3月
お茶の水女子大学グローバル協力センター講師

2007年4月 - 2009年9月
特定非営利活動法人ジャパンプラットフォーム事業部長

2002年6月 - 2003年3月
特定非営利活動法人 Health and Development Services, アフガニスタン事務所代表

1996年2月 - 2002年3月
特定非営利活動法人 ピースウィンズジャパン 海外事業部長

1995年9月 - 1996年1月
アジアボランティアネットワーク ザイール(コンゴ民主)共和国事務所

学歴

2002年4月 - 2007年3月
大阪大学大学院 人間科学研究科博士後期課程 ボランティア人間科学専攻

1994年10月 - 1995年3月
英国国立エセックス大学大学院 修士課程 社会学研究科 開発社会学専攻

1993年10月 - 1994年9月
英国国立ランカスター大学大学院 国際関係学部 Postgraduate Diploma

1989年4月 - 1993年3月
神戸市外国語大学 外国語学部 英米学科

委員歴

2011年4月 - 現在
国際ボランティア学会 理事

2010年 - 現在
特定非営利活動法人ピースウィンズジャパン 理事

2006年10月 - 現在
特定非営利活動法人 ジャパンプラットフォーム 助成審査委員

2015年11月 - 2016年3月
大阪府 「ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)を活用した大阪独自の生活困窮者 自立支援のための新たな仕組みづくり研究会」構成員

2013年7月 - 2015年6月
草津市コミュニティ事業団 理事

2014年8月 - 2015年3月
外務省 ODA第三者評価委員(緊急人道支援)

2011年10月 - 2014年11月
国際開発学会 賞選考委員

2010年8月 - 2011年3月
外務省 ODA第三者評価アドバイザー(NGO連携無償)

主な業績
論文

「人道支援におけるマルチセクター・プラットフォーム形成から生まれるイノベーションの展望」

桑名 恵 『国際学研究』  1  109-127  2016年12月 

「紛争後の平和構築過程における市民社会支援の課題と展望:東ティモールのコミュニティの事例から」

桑名 恵 『立命館国際地域研究』  42  23-38  2015年12月 

「地域参加を促す系統的な履修プログラムの体系化の方途」

山口洋典、河井亨、桑名恵、川中大輔 『立命館大学高等教育研究』  15  131-144  2015年3月  [査読有り]

緊急期の東日本大震災における日本のNGO の外部者性からの考察

桑名恵 人文科学研究  8  95-108  2012年3月  [査読有り]

紛争後の東ティモールにおけるコミュニティと平和 : 平和なコミュニティ再建の広がりを目指して

桑名恵 平和研究  (34)  91-111  2009年  [査読有り] [招待有り]

「紛争後の援助におけるコミュニティの社会開発に関わる課題」

桑名 恵 『ボランティア学研究』  6  137-159  2006年2月  [査読有り]

書籍等出版物

『「人間の安全保障」に向けた東南アジアの現在と課題 』

山田満編 (担当:分担執筆) 明石書店  2016年11月 

新版 国際協力論を学ぶ人たちのために

桑名 恵 (担当:共著) 世界思想社  2016年3月 

大学ランキング

桑名 恵 (担当:分担執筆) 朝日新聞出版社  2015年4月 

ボランティア学のすすめ

内海成治、中村安秀編著 (担当:共著) 昭和堂  2014年3月 

新しい国際協力論

山田満編著 (担当:共著) 明石書店  2010年5月  ISBN:978-4-7503-3188-1 

緊急人道支援

内海成治、中村安秀、勝間靖編 (担当:分担執筆) ナカニシヤ出版  2008年9月  ISBN:978-4-7795-0247-7 

中央ユーラシアを知る辞典

小松久男、梅村坦編 (担当:分担執筆) 2005年4月 

アフガニスタン戦後復興支援

内海成治編 (担当:分担執筆) 昭和堂  2004年10月 

アフガニスタンー復興と再生への挑戦

総合研究開発機構、武者小路公秀、遠藤義雄編 (担当:分担執筆) 日本経済評論社  2004年3月 

講演・口頭発表等

‘Potentials and challenges of making a multi-sectorial platform in Humanitarian Actions: In a case of Asia Pacific Alliance for Disaster Management in Sri Lanka’’,

The 6th Annual Conference at Soka University, Japan Association for Human Security Studies  2016年12月 

「国際的なサービスラーニング科目の効果的な授業の考察」

第17回国際ボランティア学会  2016年2月 

「紛争後のコミュニティレベルの平和構築過程における外部者の影響と市民社会構築への課題:東ティモールの事例から

国際開発学会第16回春季大会  2015年6月 

ポストコンフリクト支援の現状

第16回国際ボランティア学会  2015年2月 

9.11から13年 ~アフガニスタンの教育現場の今を知る~

シンポジウム】9.11から13年 ~アフガニスタンの教育現場の今を知る~  2014年9月 

Success and challenges of Japan Platform, Civic Force as functions of platform for disaster management

Effective disaster management mechanism: Sharing best practices of multi-sector collaboration and explaining Asia Pacific Alliance & Bangladesh  2013年2月 

震災後の復興支援におけるNGO の活動調整

人間の安全保障学会シンポジウム 「東日本大震災と人間の安全保障 ----これからの復興と支援を考える」  2012年9月 

紛争後の国づくりにおけるコミュニティ開発の変遷

日本平和学会春季大会部会 「草の根からの平和構築:人間の安全保障・再考」  2012年6月 

「東日本大震災における外部者性からの考察」

国際開発学会第13回春季大会  2012年6月 

東日本大震災における海外からの支援調査

ジャパンンプラットフォーム主催 「自立、共生、こころの復興をめざして」  2012年3月 

「東日本大震災と国際協力」

国際ボランティア学会第13回大会  2012年2月 

「人道支援におけるNGOのコミュニティ支援の課題と展望」

「『日常』を構築する:アフリカにおける平和構築実践に学ぶ」  2011年3月 

東ティモールにおける人道支援の評価

外務省NGO 研究会 「マイノリティ支援」公開シンポジウム  2011年1月 

平和構築における市民社会支援の可能性と課題:NGO支援の限界

国際開発学会第21 回全国大会  2010年12月 

Evaluation of Humanitarian Assistance:Community-wide Evaluation

The Sixth East Asia NGO Forum 2010  2010年6月 

Japan Platform after 9 years :lesson-learned and future challenges

Asia-Pacific NGO Conference  2009年4月 

公開シンポジウム 国際ボランティア事業の未来(パネリスト)

国際ボランティア学会第10 回大会  2009年3月 

「緊急から復興への移行期の支援とコミュニティ構築:東ティモールの事例から」

第22回国際保健医療学会 ワークショップ1 国際緊急人道支援のディスコース  2007年10月 

「緊急人道支援と地域研究との連携:南スーダン、スマトラ南西沖地震の事例から」

国際ボランティア学会第9回大会  2007年10月 

「紛争後の援助がコミュニティの社会開発に及ぼす影響」

第8回国際開発学会春季大会  2007年6月 

「緊急から復興への移行期の支援とコミュニティ構築:東ティモールの事例から」

国際ボランティア学会第6回大会  2004年2月 

‘Role of Local and International NGOs’

'Seminar on ‘Halabja – Healing a Community, Helping the World’  1998年11月 

'U.S. and Japan NGO Collaboration: In a cases of Mongolia'

‘1st Conference on U.S.-Japan CSO Forum’  

受賞

2006年3月
国際ボランティア学会 第6回「隅谷三喜男賞研究奨励賞」